屋根・板金3D / 原因と改善方針

あの2つの品質を、
アプリの標準に。

目標は変えません。全体から細部へ近づき、部品のつながりと寸法が分かる3D。その品質を新しい図面でも再現するために、何を補う必要があるかを整理しました。

最初にお伝えしたいこと

アプリ化しても、品質は保てます。
ただし、図面ごとに行っていた「読み取り・判断・作り込み」を、アプリの仕組みに移す必要があります。

基準先に作った2つの3D
今回の成果原因と対策の説明資料
確認日2026.10.03

このページは改善の設計案です。ここに示す新しい変換機能を、実装済みとするものではありません。

01

目標は、先に作った2つの品質見た目・寸法・細部・操作を、ひとつの基準にします。

「屋根らしい形が出た」だけでは完成としません。完成形を想像でき、見たい接続部まで近づいて確かめられることを目標にします。

A全体の形が合う

外形・高さ・勾配・段差・部品の位置が、根拠のある形で並びます。

B細部まで意味がある

板の重なり、折返し、笠木、雨どいなどを個別に確認できます。

C何を測るかが分かる

数値と寸法線が対応し、元図のどこを根拠にしたか分かります。

Dスマホで迷わず見られる

全体 → 部位 → 拡大 → 寸法 → 全体へ戻る操作を維持します。

元の2モデルにも、図面に寸法がない参考形状はあります。「同じ品質」と「すべて加工・施工に使える確定寸法」は区別します。

02

先に知っておく3点難しい話を、まずここだけで。

1

同じ3Dをアプリで
見る品質は保てる

既存2モデルの形・寸法・操作を引き継げます。実際に元モデルとの一致を確認しています。

2

新しいPDFの
解釈が足りない

数字を拾うだけでは、屋根の形や部品のつながりは決まりません。この工程を作る必要があります。

3

前の作り方を
再利用できる形にする

部品の型、接続の決まり、寸法の根拠、確認手順を登録し、対応できる図面を増やします。

03

なぜ、アプリで差が出たのか「完成品を見せる」と「新しい完成品を作る」は、別の工程です。

先に作った2つ

図面の全体・詳細を読む
寸法と部品のつながりを整理
その現場に合わせて個別に3D化
表示を見て、何度も修正

対話の中で図面を確認し、個別のモデルを実装して作り込んだものです。

今のアプリ:新しいPDF

PDFから文字・数字を拾う
利用者が幅・高さなどを割当て
片流れ・切妻の共通形へ当てはめる
現場ごとの細部は、参考のまま

前に行った「図面を読み解いて個別に組み立てる工程」が、十分に自動化されていません。

会話やプロンプトを、そのまま置くだけでは再現できません。

以前に判断した「この寸法はどこの幅か」「どの板が上か」「図面にない部分は何か」を、部品データ・接続ルール・確認手順としてアプリへ移す必要があります。

現在の分かれ道

元と完全に同じPDF → 登録済みの詳細モデルを表示
それ以外のPDF → 単純な参考モデルを作成

同じ2PDFで良い3Dが出ることは、未知の図面も読めている証拠にはなりません。

04

問題ごとに、原因と対処を分ける「アプリ化だから仕方ない」で終わらせません。

移行漏れは修正済み

元にあった操作や寸法の選択が消えた

なぜ
既存ビューアを新しい画面に組み込む際に、一部の操作をつなぎ忘れました。笠木279/297mmの切替や、部品表示・断面位置が該当します。
どう直す
元の機能を一覧にし、同じ場面・同じ操作で比較します。今後は共通の表示部品を使い、片方だけ直る構造を減らします。
形の不整合は修正済み

板の端・板厚・見本の長さが不自然

なぜ
さまざまな寸法を共通の作り方に入れたときの処理が不十分でした。端の山を縮めたり、短い屋根でも長い見本を出したりしていました。
どう直す
山の間隔、板に直角の厚さ、端の切り方を数式で守ります。短い・狭い・半端な幅でも成り立つか確認します。
追加開発が必要

新しいPDFで、形や細部が単純になる

なぜ
新規図面を読む仕組みと、形に合わせて組み立てる部品の種類が不足しています。幅・高さだけでは折返しや金具までは決まりません。
どう直す
先の2つで使った部品を再利用できる型にします。図面から外形・段差・製品型・接続位置を整理して、その型へ渡します。
誤抽出は改善・意味の判定は未対応

数字は拾えても、何の寸法か分からない

なぜ
現在は文字と数字の抽出が中心です。たとえば「200」だけでは、雨どいの幅なのか、部品の間隔なのかを判断できません。
どう直す
文字に加えて寸法線の両端、部品名、詳細図の位置、ページ間の対応を結びます。判断が曖昧な箇所だけ、原図を示して確認します。
資料の追加が必要な場合あり

ビス・隙間・折返しまで確定できない

なぜ
図面に情報がない場合と、書いてある情報をアプリが読めていない場合があります。この2つを分ける必要があります。
どう直す
記載があれば読取・対応づけを改善。記載がなければ製品資料や詳細図を追加し、それまでは参考形状として表示します。
別の品質課題

保存・会社共有・課金・スマホ表示に不足

なぜ
個別ビューアには少なかった、会員・複数現場・保存版・小さい画面の状態が増えます。実装漏れと商用機能の未実装がありました。
どう直す
保存・権限は操作の流れで試験し、会社共有や契約機能を別工程で整えます。図面の変換精度とは別に合否を判定します。
05

品質を保つための、作り方これから作る仕組みの提案です。

01
図面を読む

全体図・断面図・詳細図を区別し、寸法の候補を拾います。

02
部品ごとの寸法表にする

「どの部品・どの位置・何mm・根拠は何ページ」をそろえます。

03
部品の型と、つなぎ方を選ぶ

折板・ハゼ・笠木・水切・樋などの型を、寸法に合わせて組み立てます。

04
不明点と矛盾を確認する

全体幅と部分寸法が合うか、板が干渉しないか、どちらが上かを確かめます。

05
以前と同じビューアで表示する

全体・細部・寸法・分解・断面・速度・書き込みを共通の操作にします。

06
図面と照合し、版を保存する

確認済み・計算・参考を分け、どの図面の版から作ったか残します。

寸法表の例

既存モデルにある笠木の幅

279mmA通りの幅297mm1・4・8通りの幅

「笠木だから一律279mm」にせず、場所と根拠をセットで保持します。

部品の型とは

寸法を変えて作り直せる、部品のひな形です。

たとえば笠木なら、幅だけでなく立下り・折返し・板厚も別々に持ちます。値がない部分は、確認済みにしません。

「何mmか」と「どちらに重なるか」は別の情報です。正しい寸法でも、接続関係が違えば正しい完成形にはなりません。

06

図面によって、進め方を変えるタブを押すと、その場合の現状と対処が分かります。

今できている範囲

詳細モデルを、そのまま引き継ぐ

ファイル内容が完全に同じなら、登録済みの詳細モデルを使います。元モデルとの形状・寸法の一致を確認しています。

同じPDF→既存モデル→同じ細部・寸法

次の対処:今後の変更でも品質が落ちないよう、同じ場面を毎回比較します。PDFを再保存した場合の別版確認も必要です。

クライアントの操作を「PDFを入れるだけ」にすることは可能です。

初期は、その裏側で運営側が図面を確認・補正してから完成版を渡す方法があります。これは完全自動ではなく、確認の人手と費用が必要です。

07

外部AI APIは、必須ではありません「図面を読む補助」と「正しい3Dを作るルール」を分けます。

読み取りを広げる選択肢

自前の文字認識・AIを使う

管理するサーバー内で、スキャン図面の文字や形の候補を拾います。外部AI APIは避けられますが、導入・計算資源・保守・精度検証が必要です。

注意する点:文字が読めても、寸法の意味や接続関係まで正しいとは限りません。

読み取り補助の別案

外部AI APIで候補を出す

図面の分類や、部品・寸法の候補を出す補助として使います。形を作る際は、根拠を確認した値を部品の型へ渡します。

代わりに必要:利用料、図面の外部送信条件、誤読の検出。APIをつなぐだけで精度は保証されません。

アプリ内部の保存・表示の通信と、外部AIへ図面を送るAPIは別です。自動継続課金を行う場合の決済連携も、3Dの読み取りとは別に設計します。

08

この順番で、目標へ近づけます機能数より先に、品質の合格条件をそろえます。

1

基準を固定する

2モデルの全体・細部・寸法・操作を「基準見本」にします。参考のままの箇所も明示します。

2

新しい1案件で再現する

近い屋根型の別図面を使い、読み取り → 部品化 → 照合を通します。既存2件の再表示だけで合格にしません。

3

対応範囲と運用を広げる

合格した型を増やし、人の確認を減らします。同時に現場切替・会社共有・課金・復旧を整えます。

「前の2つと同じ品質」の合格条件

形

全体の外形・勾配・段差・部品配置が、原図と対応する。

細部

板厚・重なり・折返し・樋との接続を確認でき、不明部分が分かる。

寸法

数値・単位・測る両端・根拠ページが一致する。許容誤差は部位と用途ごとに専門者と決める。

操作

スマホで全体 → 細部 → 寸法 → 書き込み → 保存・再開まで迷わず進める。

理解

図面が苦手な人が、完成形や部品の重なりを説明できる。試験だけでなく人にも確認する。

記録

図面の版・採用寸法・参考箇所を保存し、後から何を根拠に作ったか追える。

月額プランを決める前に、1案件の確認作業を測る

人が確認する方式は品質を保ちやすい一方、件数が増えるほど工数も増えます。月額3,000円/15,000円に含める作成件数や修正範囲は、その実測をもとに決めるのが適切です。

09

この方針を、開発の基準にする下の文章はコピーして共有できます。

目標は、先に作った2つの屋根・板金3Dと同じ品質です。

全体の形、部品の重なり、細部、寸法と根拠、スマホでの操作を基準にします。
既存2PDFの再表示と、新しいPDFの自動読み取りは分けて評価してください。

まず対応する屋根型・製品・図面形式を絞り、既存の詳細部品を寸法変更して再利用できるようにしてください。
PDFから拾った数値は、部品・場所・寸法線・根拠ページと対応づけてください。
不明点は確認へ回し、図面にない値を確認済みとして扱わないでください。

初期は運営側の確認・補正を含む方式を想定します。
外部AI APIは必須にせず、必要性と精度を確認してから採用を判断します。
未使用の別案件で、図面・専門者・対象利用者による確認を通してから対応済みにしてください。

守るのは、完成形が伝わる品質。

  1. 1アプリでも、先に作った3Dの品質は維持できます。
  2. 2その品質を新しい図面に広げるには、読み取り・部品の型・接続ルール・確認工程が必要です。
  3. 3最初は範囲を絞り、人の確認を含めて品質を確かめます。合格した部分から自動化を広げます。
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10

根拠と、まだ確認できていないこと2026年10月3日の実装・検証記録に基づきます。

2件基準となる専用モデル
19構成元モデルとの一致を確認
35件前回の自動試験が合格
3回前回の評価・改善

確認済み:意匠図8シーンと笠木の別幅、高田屋10シーンの形状・寸法の比較。型検査・ビルド。PC上でスマホ相当の縦横表示。

未確認:未知の図面全般の成功率、専門者による全寸法の検収、実iPhoneの操作感、対象利用者の理解度、PNG/GLBの端末保存完了。

35試験の合格は、試験した条件での結果です。任意のPDFの精度や、商用準備の完了を示すものではありません。

確認した実装・記録を見る